Posted on 2019-03-28 in 復職支援プログラム
復職支援プログラムは潜在看護師の復職を促すことを目的とした制度で、自治体や医療機関などで提供されています。対象となるのは、正看護師と准看護師です。
各自治体では研修会や復職相談を、医療機関では復職支援研修などを行っています。
ほとんどの復職支援プログラムは無料で参加することができ、復帰に向けた後押しをしてくれるのがメリットです。プレゼン形式の復職支援プログラムがあったり、一週間の実習を行うサービスもあります。
また、一人ひとりの生活スタイルや看護師を辞めてしまった理由、子育てや家事の両立など、一人ひとりの置かれている状況に合わせて研修を受ける場所やプログラムの内容も選べます。
看護の復職支援プログラムには、講義や実技、見学などがあります。
まず行われるのは、看護職の取り巻く社会環境の説明や患者を取り巻いている環境、医療分野と介護分野での看護師資格の活かし方の講義です。看護師が復職に向けて役立つ情報や知識を提供してくれます。
セミナーの実技では基本的な看護技術を体験し、看護師は過去の体験や自分の持っているスキルなどを思い出します。そして、体温や脈拍、呼吸の測定や血圧などのバイタルサインの確認や経管栄養の方法を再び学びます。
見学では、医療機関や介護施設など働くことができる場所に訪れます。
セミナーによっては実際に働いてみて当時の勘を取り戻す作業も行われており、復職へのハードルが下がるのも魅力です。
こうした制度の充実化が進むことによって潜在看護師にも復職のチャンスが訪れ、看護師不足の解消へとつながっています。